演技レッスンの特徴とメリット
世界標準の演技メソッドを採用
ガチで本気の演劇ワークショップ【楽演RAKUEN】では、
「リアリティ」のある演技ができる俳優、声優を育成しています。
その訓練法として「メソード演技」「サイコ・フィジカルトレーニング」といった世界標準の演技メソッドを採用しています。
30年以上の実践と研究の中から日本人向けに最適化して指導しています。
メソード演技とは何か?
「どうすれば、普通の俳優でも名優のような演技ができるのか?」
「その方法を確立することはできないのか?」
と、ロシアの演出家、コンスタンチン・スタニスラフスキー(1863-1938)という演出家が名優の演技を研究しはじめたのが始まりです。
コンスタンチン・スタニスラフスキー
演出家・俳優・モスクワ芸術座創設者
スタニスラフスキー・システム開発者
名優達の演技を研究し、その共通点を見つけ出し、実験と検証によって俳優の訓練法を確立させました。
これは「スタニスラフスキー・システム」と呼ばれ、世界に多大な影響を与えています。
スタニスラフスキーの弟子であったリチャード・ボレスラフスキー氏とマリヤ・ウスペンスカヤ氏が1920年代にアメリカに亡命。
ニューヨークでスタニスラフスキー・システムの演技理論に基づいた演技クラスを開きました。
この時、演技クラスに参加していたのが、後の「アクターズ・スタジオ芸術監督」になるリー・ストラスバーグ氏(1901-1982)でした。彼は非常に感銘をうけました。
リー・ストラスバーグ
俳優教師、アクターズ・スタジオ芸術監督
そして自らも仲間達と「グループシアター」というグループを立ち上げ、その理論を検証・実験を繰り返します。
それまで、セリフで感情を表現したり、顔を作ったりといった「紋切型の演技」しかなかったアメリカ演劇界だったのですが、セリフで感情や状況を説明するのではなく、役者自身が「追体験」する「体験型の演技」の登場にアメリカの映画界、演劇界は大きく変わり、一大旋風を巻き起こしました。
リー・ストラスバーグは「アクターズ・スタジオ」芸術監督に就いた後もさらにスタニスラフスキー・システムの研究と検証、改良、時間短縮の研究をおこない続けました。
その改良されたものが「メソード演技」と呼ばれ、アメリカの俳優訓練に多大な影響を与えました。
メソード演技で重視するのは、シチュエーション、役が置かれた状況。
役が登場する前の人生、思考、経験を全て準備した上で、舞台上で役として台本に書かれた役の人生を体験するというものです。
「本当に感じ」
「本当に考え」
「本当に経験する」
リアリティを重視した演技法です。
内面へのアプローチと共に、それが自然な形で表にあらわれていくような訓練、リラックス、五感の記憶、感情の記憶などのエクササイズで感覚や想像力を高めていきます。
このアクターズ・スタジオからは多くの名優が輩出され、一躍「メソード演技」は注目されることになります。
【アクターズ・スタジオ】からはマーロン・ブロンド、ジェームス・ディーン、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャック・ニコルソン他多数のアカデミー賞受賞俳優を輩出し、アクターズ・スタジオは、一躍多くの俳優の憧れの場所となりました。
オーディションも毎年1,000人中1~2人しか入れない非常に狭き門でした。
アル・パチーノは合格するまでに3回、ダスティン・ホフマンは11回、ジャック・ニコルソンは13回受験してやっと入ったといわれています。
日本におけるメソード演技について
「メソード演技」は、以前より認知度は高くなってきています。
また、メソード演技を取り入れているということを掲げる劇団、養成所は徐々に出てきています。
ただ、正しい訓練法をうけてきた教師が教えている所は意外に少ないのが現状です。
本を読んで独自で研究するか、教師について2~3年勉強した人が教えていたりする所も実際にあります。
例えば「五感の記憶」一つをとってもパントマイムと混同して教えている教師も少なくありません。メソード演技を間違った方法で教えられた俳優・声優はたまったものではありません。
本当の効果、目的、何の為にその練習をするのかを的確に教えられる教師は少ないのです。また、理論や理屈だけになり、効果的に訓練を教えられる演技教師も少ないといえるでしょう。
一方、ガチで本気の演劇ワークショップの講師である「なんばよしあき氏」は、リー・ストラスバーグの愛弟子であったアクターズ・スタジオ正会員に直接師事を乞い、10年以上に渡り本場の演技メソッドを学んできた人物となります。
聞きかじりや我流ではない、本場の演技メソッドを長年学び、さらにそれを日本人向けに進化させてきた方法を教えるのがこの演劇ワークショップとなります。
受け継がれてきた
演技メソッドの流れ
サイコ・フィジカルトレーニングとは?
演技クラスでは、名優マイケル・チェーホフが確立した「サイコ・フィジカルトレーニング」も平行して訓練していきます。
サイコ・フィジカルトレーニングは「心と体は密接に繋がっている」という認識から、外側からアプローチをかけていく演技訓練メソッドです。
内側の内面を重視するメソード演技は、どうしても内向してしまいがちになるデメリットがあります。
そのデメリットを補う演技メソッドとして「サイコ・フィジカルトレーニング」を行っています。
この訓練を行なうことで、エンターテインメントとしての演技が確立できるようになります。
心と身体の表現が結びつくことで、明確で繊細な演技ができるようになります。
ガチで本気の演劇ワークショップの
3つのメリット
メソード演技の正しい流れを継承
この演劇ワークショップの演技講師は、海外主流の演技メソッド、「スタニスラフスキー・システム」「メソード演技」と「マイケルチェーホフ・メソッド」を基盤にし、国内外の数々の演技メソッドを研鑽してきました。
さらに圧倒的な数の現場で活用し、日本人にあった演技訓練の方法を確立してきました。
しっかりとした演技メソッドの背景を持つ講師達の演技指導は、具体的でかつ実践的です。
受講生の成長著しい理由はここにあるといえます。
講師達が人生をかけて研鑽してきた演技上達への道を全てうけとってください。
初級・中級・上級を分けない少人数制クラス
ガチで本気の演劇ワークショップのクラス構成は、初級、中級、上級などとクラス分けをしません。なぜなら、そのほうが成長が早いから。
初心者や初級者の人たちは、経験者の演技とサジェスチョンを見たり聞いたりして、刺激を受けたり憧れをいだき、さらに頑張ります。
経験者達は初心者、初級者の演技とサジェスチョンを見たり聞いたりして、自分の基礎の再認識、陥りがちな注意点を再発見し、さらに深めます。
しかも、1クラス15人以下の少人数制クラスなので、1人1人の演技や訓練を見てもらえる時間が豊富にあります。
そのため、しっかりと演技に向き合うことができる環境です。
卒業をもうけないオープンクラス
ガチで本気の演劇ワークショップには卒業はありません。
なぜなら、俳優修業に終わりは無いからです。
そして、訓練をすればどこまでも能力は高めていけるからです。
便宜上、2ヶ月クラス、3ヶ月クラスと募集をしていますが出入り自由です。
3ヶ月クラスの後は公演をやって、またその次のクラスに戻ってくるという方もいます。
また、実践を経験してこそ、このクラスで行っている内容の大事さが理解できる事もたくさんあります。
海外では、どんなにトップスターでも演技クラスの受講は続けているといいます。
または、アクティングトレーナーをつけています。
日本の場合、演技クラスや養成所には卒業がある所が多いですし、ほとんどの俳優は卒業したら訓練しなくなる傾向があります。
しかし、プロの野球選手、サッカー選手、ダンサー、歌手など多くのプロ達はプロになった後でも訓練は欠かしません。
では、なぜ俳優だけ?
おかしいと思いませんか?
さらに上へ、さらに観客を感動させる俳優になるためには、訓練に終わりはありません。
そしてそれを続けていけばあなたが見る景色もどんどん変わってくるでしょう。
続けていけば、さらに高度な課題、高度な認識が持てるようになります。
本物の俳優を目指してください。