演技レッスンのポイント11

Lesson11
【演技がうまいとはどういうことか?】

先日、ある方から
「演技がうまいとはどういうことでしょうかか?」
というご質問をいただきましたので
シェアしたいと思います。


演技がうまいとはどういうことか?


あなたはどういう状態だと思いますか?


あなたが誰かの演技を見ていて

「ああ、この人演技上手だな」
とおもったら上手な演技でしょうか?



私はそうは思いません。



「上手」と思ってしまううちは
技術に目が行ってしまっている状態です。


本当に演技がうまいというのは


「まさにその役の人物がそこにいる」
と信じられる演技のことです。


つまり「演じてる」と思えない演技です。

台本に書かれた架空の人物が
本当に実在して生活していると
信じられる演技です。


ハリウッドの超一流の俳優たちや
ニューヨークのブロードウェイで活躍している超一流の
俳優たちの演技はまさに「演じている」というより
「生きている」感じがします。


台本に書かれている事なのに
役が本当に感じたり
本当に考えて悩んだり、
本当の感情があふれ出て引き込まれていきます。



役者本人のの個性ではなく、
役の個性が際立っています。


超一流といわれる俳優たちは
役者本人は同じでも
役柄によって全く別人になります。


アルパチーノとか
ロバート・デ・ニーロとか
メリル・ストリープとか

そういった第一線で長く活躍してる俳優たちの演技を映画で見てみてください。
作品ごとに全く違う人物ですよね。


ということで
「上手だな」と思わせてしまう演技は二流、

「見ている間に引き込まれてしまった。本当に演じてたの?」
と思わせてしまう演技を一流
と思っておくと良いでしょう。


せっかくやるならそういう演技を目指したいですよね。

 


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Lesson1
【演技の基本は俳優の楽器の訓練】

Lesson2
感情は、【込める】ものではない。【生まれてくるもの】です。

Lesson3
【説明の演技】と【体験の演技】

Lesson4
【感情】にフォーカスしない

Lesson5
【役へのアプローチ入門】

Lesson6
【役へのアプローチの究極】

Lesson7
【役としての過去の経験をしてみる】

Lesson8
【セリフを自分の言葉に直してみる】

Lesson9
【役を正当化する】

Lesson10
【自分の感動を演じない・役として】

Lesson11
【演技がうまいとはどういうことか?】

Lesson12
【緊張と声の問題を解決する方法】

 

号外
今の自分から変わるには?




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