演技レッスンのポイント4

Lesson4
【感情】にフォーカスしない

とても大事な事なので、再度特集します。


最初にも言ったように【感情をこめる】演技をしようとすると、
表面的な演技、人間味の無い演技になってしまう危険性があります。

演技中、感情を込めようとしていきなり感情的になったり、

自分の感情に酔いしれたりと全く役とは違う方向へ行ってしまう人をよくみかけます。

 

感情を込めようとすればするほど、負担がかかり訳がわからなくなってきます。
ありもしない感情を無理やり引きずり出そうとするわけですから。

感情にフォーカスするのをやめてください。


台本を読む時も、感情を決め付けないようにしましょう。


感情は、何かの刺激によって生まれてくるものです。
そして、ちょっとした違いで生まれてくる感情も変わってきます。

それをしっかり覚えて置いてください。 
生まれてくるものです。

作るものではありません。

 

ですので、感情ではなく「役の欲求」にフォーカスしてみましょう。

この役はいったい何をしようとしているのかな?
何を手に入れたいとしているのかな?
どうなりたいと思ってるのかな?
何と戦っているのかな?

それを見つける努力をしてください。
そして、演技中はその欲求をかなえることに集中しましょう。
フリではなく、本当にその欲求をかなえようとすることです。

それから
役が置かれたシチュエーション(状況)をはっきりさせましょう。


それは生い立ち、人間関係、悩み、不安、欲求、希望、目標
いろいろあると思います。


自分の役を一人の生きた人間として、その人間のおかれたシチュエーションを心が動くレベルで認識することが大切です。


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Lesson1
【演技の基本は俳優の楽器の訓練】

Lesson2
感情は、【込める】ものではない。【生まれてくるもの】です。

Lesson3
【説明の演技】と【体験の演技】

Lesson4
【感情】にフォーカスしない

Lesson5
【役へのアプローチ入門】

Lesson6
【役へのアプローチの究極】

Lesson7
【役としての過去の経験をしてみる】

Lesson8
【セリフを自分の言葉に直してみる】

Lesson9
【役を正当化する】

Lesson10
【自分の感動を演じない・役として】

Lesson11
【演技がうまいとはどういうことか?】

Lesson12
【緊張と声の問題を解決する方法】

 

号外
今の自分から変わるには?



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